卓上スキャナーのメリットデメリット(Canon LiDE 400)

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こんにちは、 Merです。

今回は私が実際に購入して使用したCanon LiDE 400を例に卓上スキャナーの良いところ、悪いところを紹介していきます。

卓上スキャナーとは

文字通りデスク上で使用できてしまうスキャナーのことです。スキャナーとは本や文書をスキャンすることでデータをpdfや画像といった電子データ化することができる装置です。

ガラス面にスキャンしたい面を当ててスキャンするタイプのフラットスキャナーや原稿面を上に向けて上から撮影するような形でスキャンするスタンド型のスキャナーなどがあります。

今回は実際に購入して使っているCanon製のスキャン専用機(LiDE 400)を例に紹介したいと思います。

一般的に複合機よりもスキャナー単体の機能を持った装置のほうが高く販売されているケースが多いですが、Canonは1万円を切る価格で購入できるスキャナーであることが特徴です。。

特長 CanoScan LiDE 400

卓上スキャナーの良いところ

コンパクトでポータブル

卓上タイプのスキャナーは複合機に比べてスキャン機能しか搭載されていないのと、デスク上で使用できることを強みにしている製品のためコンパクトであることが最大のメリットと考えます。

まず、そもそもパソコンやスマホなどと違い、スキャナーを毎日、常日頃から使います、という個人は少ないと思います。もちろん会社などでは毎日使うため、専用の場所をとって鎮座している方が便利かもしれませんが、自宅で使用する場合に毎日使うわけでもないものが常に場所をとっていると邪魔で仕方がありません。

かといって、棚の中にしまい込んでしまっていると、「ちょっとスキャンしようかな」というときに毎回取り出すことになります。そしてだんだん面倒になり、スキャンを取ること自体が億劫になり、あげく電子化すること自体をやらなくなり、紙が散乱する、という残念な結末を迎えます。

ということで、ある程度コンパクトですぐ使えるような場所に常設しておいても場所をそれほど取らないというのはかなりのメリットなのです。

特にCanon LiDE400を例にすると、幅×奥行×高さ:約250×367×42mm重量:約1.7kgという薄い、軽い仕様となっており、普段は棚にノートなどと一緒に片づけておくこともできるというのはかなり良いです。

しかも薄いにも関わらず、ヒンジ部が起き上がる機構があり、多少厚みのある本などをスキャンする場合にも上から蓋で抑えながらスキャンすることができます。

この機構はかなり重要だと思っています。ヒンジ部が起き上がることにより上のカバーが水平になり、スキャンする際に本に対して水平に力をかけることができます。これにより、本の中心部がガラスから離れて上手くスキャンできないということをある程度抑止できます。ただ、あまり強く押しすぎるとガラスが割れそうで怖いです。

また、LiDE 400はタイプAのUSBでPCと接続すると一発で給電と通信を行うことができるため電源コンセントが無い場所だとしてもノートPCと接続して使用することが可能です。

 

安さとデザイン

冒頭でも書きましたが、スキャナーは何故かスキャン機能を持つ複合機よりも高く、買うのに躊躇する値段の製品も多いです。

例えば自動給紙付きのドキュメントスキャナーなんかは4万円を超えてきます。

もちろんその分高機能で便利だと思いますが、よっぽどヘビーにスキャンをしない限りそこまで使い切れるか気になります。特に個人利用の場合、日常生活の中でそこまで頻繁にスキャンを行うことがあるかどうか。

一方Canon LiDE 400は1万以下で購入できるため、たまに使用することがあるくらいというような使用頻度の前提でも購入を決断できる価格になっています。「失敗が許される価格帯」と言えると思います。

また、ADFがついているタイプのスキャナは業務用途で使用されるケースが多いと思われ、デザインよりも機能が優先されがちです。そのため、設置すると一気に部屋に事務所感が出る場合があります。LiDE400は黒のシンプルなデザインなため一般家庭で使う場合でも外観が悪くならないのがいいです。

スキャンの綺麗さ

私のスキャンの用途はほぼ100%文書読み取りです。LiDE400は文書読み取りの設定で75dpi~600dpiを選択可能で、普段は300dpiを選択しています。

実際に文書をスキャンする目的であれば300dpiで十分に綺麗に読み取れている印象です。
600dpiにすると読み取り速度が落ちるのでむやみに上げずに使っています。

また、アプリケーション側でいくつか補正機能も有しているため、これらを駆使するとさらにきれいになりました。

 

あまりにスキャンで高画質にしすぎてもデータ量が増してしまい管理が大変になることもあるので、文書はLiDE400くらいの画質でちょうどよい気がします。

卓上スキャナーのデメリット

A4サイズ以上のスキャンが難しい場合がある

LiDE 400はそのコンパクトさ故に大きいサイズの文書のスキャンには向きません。例えば見開きB4サイズの本をスキャンしたい場合には、わざわざ2回に分けてスキャンしなければいけなくなります。

A4を超えるサイズのスキャンには毎回単純に2倍の読みとり時間を取られることになります。

LiDE400の機能として2ページに分けてスキャンした画像を綺麗にマージする機能を持っていますが、そもそも2回スキャンしたくないという問題については解消できないです。

 

LAN接続がない

LiDE 400はPCとの接続はUSB接続のみです。給電も兼ねているため仕方がないのですが、もし常設して常設してNW接続したい、離れた場所からスキャンをして転送したい、といったニーズがある場合には対してははっきり言って不便です。常にPCの横に置いて使うというスタイルで問題ないかを注意しておく必要があります。

 

大量スキャンに向かない

卓上スキャナーのLiDE400には自動給紙機能(ADF)が搭載されていません。ADFが付いている場合にはスキャンしたい文書を束で置いてスキャンを開始すれば自動で紙を吸って次々にスキャンしてくれるため、スキャンしている間に付き添っている必要がありません。しかし、卓上スキャナの場合には一枚一枚手で文書を差し替えながらスキャン開始ボタンを押さなければなりません。スキャンする文書が大量にある場合にはかなりの時間がかかってしまいます。

また、両面スキャンしたい場合にもADFがあると便利ですがない場合は一枚一枚裏返す作業が必要になります。かなり面倒です。

 

メリットとデメリットの比較

卓上スキャナーでメリットが上回る場合

ずばり、スキャンする対象の文書が少ない場合です。本の特定のページだけスキャンしたい場合やプリントなどをスキャンして紙を捨てたい場合など。また、元の文書を破壊せずにスキャンしたい場合。このような場合には非常にコスパが良く、場所も取らないので一台買っておいても損はない気がします。

一方、本を裁断して全ページスキャンしようと思っている場合や、業務用途でヘビーに使用するような場合には向きません。素直により高額の自動給紙機能付きスキャナーを購入した方が間違いないですし、元も取れると思います。

ただ、そのような場合にはいっそのこと複合機を買ってしまうという方がお得かもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はLiDE400を例に卓上スキャナーのメリットデメリットを紹介しました。

今後も様々なガジェットや周辺機器のメリットデメリットを紹介していきたいと思います。

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